この記事のコンテンツ
CES(セス)とは
ネバダ州ラスベガスで開催される電子機器の見本市。業界向けの見本市であり一般への公開はされていない。展示会には多くの新製品が出品され、プロトタイプも多く展示されている。(Consumer Electronics Show)
2023のトレンド
世界的にコロナも落ち着き、来場者は11万5000人。3200社以上もの企業やスタートアップが参加になるなど、コロナ以前のような賑わいをみせた本イベントにおいて、コロナ以後の注目テーマはどのようなものかを、CESへ10回ほど出席されている市川様より、レポート頂きました。
総括 ー未来ではなく今、現在どのように技術を活かすかー
「CESの会場ではハード、デバイスの披露もよく目立つが、どのブースもソフトウェアでどのように勝つかを勝負している。AI・ディープラーニングが組み込まれていて初めて勝負になるようだ。また、技術だけでなく、社会的意義が重要であり、それを如何に上手く表現できるかが、企業価値に直結し、選ばれるか否かに影響する。今回のCESでは今後くる未来の話ではなく、既に到来している現在において、最新技術をこのように使っていこうという提起の場であったと感じる。」
広大な農地があるアメリカでの開催ということもあり、農業テックのブースも多くあったとのこと。スパークラボ内では日本の農業の課題についての意見交換もあり、トレンドのプロダクトを通し、日本・世界の課題についても考える場となりました。
例年、市川様にはCESのレポートをしていただいています。この度もご登壇いただき誠に有難うございました。
登壇者プロフィール
市川 博一
株式会社日立ソリューションズ 戦略アライアンス部 部長 1996年、日立ソリューションズに入社。産業・流通・ネットビジネス事業化を担当。2010年に米国オフィス赴任。シリコンバレー等のスタートアップアライアンス事業に参画。2016年日本へ帰任し、欧州・アジアのスタートアップ調査、スタートアップの国内事業化支援を担当。